診察しますから皆さんはカーテンの外に出てください
妻は嬉しそうににこにこしながら
「しばらく、みんな出て行って」
先生(40歳くらい)はカーテンを閉めて診察を始めた
妻の母親と私は言われるままにカーテンの外に出ました
医師「なにか気になることや、体調はどうですか?」
妻 「気分はいいですが、何か突っ張る様な感じがます」
医師「ちょっと、見せてください。いつものようにしてください」
医師「もう少し、横に広げて見せてね」
医師「腰を少し持ち上げるよ」
ギシギシときしむような音がした
医師「突っ張るのはここかな?」
妻 「そこです」
医師「処置がキチンとできていなかったのかな。ちょっと辛抱して」
医師「もう少し入れるよ」
妻 「う~う~ん」うめき声が聞こえた
隣の入院中の奥さんはにこにこしながらこっちを見ていた
数分して、
医師「これでいいかな?よくなかったら、また言ってください」
カーテンを開け、先生が出て行った後に妻の顔を見ると
うつろな目で恍惚とした表情の妻がいた