2年の一学期、クラス替えがあった。1年の時のような楽しいクラスに入ることが出来たらなぁと思っていたが、その願いが叶うことは無かった。それどころか、でしゃばりや眉毛を剃って先生によく怒られる奴、いじめっこなどと同じクラスに入ってしまった。それよりショックだったのが、2年の間で頭がおかしいと言われているグロガワ(本名ではありません)とクラスが一緒ということだった。「こんなクラスで一年間やっていけるのか?」そんなことを考えながら、下を向いて教室をうろうろしていると、ドンッとだれかとぶつかってしまった。「あっごめんね。えーっと名前はー・・・これなんてよむの?」彼女は俺の名札を見ながら、名前を聞いてきた。「ミズキ・・・」俺はそう答えた。すると彼女は「ミズキ君かー良い名前だね」と言ってにっこりと俺に向かって笑った。そのとき、今まで悩んでいた事が全部吹き飛んでしまった。彼女はすごく可愛い顔をしていた。俺は恋をしてしまったのだ。
次回に続く。