彼にプロポーズされた。
嬉しくて涙が止まらなかった。
プロポーズされた事、結婚したい気持ち、
あの人に報告しなくちゃいけないな…
メールした。
『明後日、おいで。』
返事がくる。
「いいよ、結婚しても…」
私を見下ろしながら、あの人はそう言った。
一週間して、あの人は私と彼のアパートに来た。
彼は留守。
「結婚のお祝いしてあげるよ。」
珍しく、あの人が私の中に入ってくる。
あ…お祝いって…そういう意味?
何となく気付いた。

良いワケが無い…
悪い事…
頭ではわかってた…
「産めよ…」
あの人は、私の中に沢山の種を吐いた…
急に涙が溢れて、彼のプロポーズの言葉が頭の中を廻る。
「幸せになろうな。」
彼と二人のベッドの上、私はあの人に抱かれ、あの人の子を宿そうとしてる…